2016年1月11日月曜日

イスラエルを振り返って ~ 赦されたけが 8 ~

エルサレムに戻ってからは、ホテルが素晴らしいロケーションにありましたので、再び主が来られると思われる昇天教会に目を向けつつ、主と交わる時が与えられ、残りのエルサレム滞在もとても祝福されたものとなりました。

この日は、翌日の帰国を前にしていたのですが、日々通読している聖書箇所に私にとって驚くべき言葉が書かれていました。それは、「立ち上がりなさい。」「くつをはきなさい。」という御言葉や、「杖をもって・・・」という御言葉でした。そして、「教会は熱心に祈っていた。」と。

自分自身の状況を見ると、その時点では、右足に少し体重をかけることはできるようになってはいたものの、まだ車いすを使用していましたし、スリッパをはきつつ足を保護していた状態なので、立ち上がり、杖をもって、くつをはく、という事は、まったく考えもしていませんでした。「えっ、まさか。」というのがその時の正直な心境でした。が、ともかく、くつをはく事を考え始めました。履物としては、予備に持ってきたサンダルと、チームに加わっていた妹の運動靴、そして、自分がはいてきたものがありました。

はける可能性が高い順番に、まずはサンダルから試してみました。比較的ゆとりがあるものですが、足を入れようとすると痛みがあって、はくことができませんでした。次に、融通が利きそうな運動靴を試してみましたが、足の半分までは入ったのですが、それ以上は無理があって入らなかったのです。

過去の体験からしても、少なくとも捻挫のあと一ケ月位は普段はいてる靴ははけないものとは思っていましたが、最後に思い切って、自分の靴に挑戦してみることにしました。恐る恐る、ゆっくりと足を入れました。少しずつ入れていくと、スルスル、スルスルと入りました。そして、何と、最後まで入ってしまったのです。まるでガラスの靴の片割れを履いたシンデレラのような気分でした。そして、注意深く立ってみると、立てたのです。ハレルヤ!


教会の熱いお執り成しの中で、「自分の靴を履いて、杖をもって、帰国出来ますよ。」とこんなにまで細かくケアーをしてくださる神様。そのご愛に感謝し、恵みと憐れみに富んでおられる
主をほめたたえました。










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